ビデオ監視システム > ビデオ監視システムとは...
希少な鳥の巣にビデオカメラを仕掛けて、ヒナの成長を記録したり、水中カメラで魚の泳ぐ姿を撮影できれば面白いと思いませんか?
環境アセスメントの生物調査では、より詳細な生物の情報が求められます。a環境研究所では、生物調査の新たな手法として、ビデオ監視システムを使った連続調査の開発、実施を行っています。
さらに、これらのビデオ映像をインターネットを経由して配信することで、遠隔地に居ながらにしてリアルタイムに生物の様子が観察できます。今まで難しかった人里離れた僻地の調査でも、太陽電池、無線、人工衛星などを通じて調査が可能となりました。
■監視システム設置例-1 猛禽類調査
例えば猛禽類の巣にカメラを設置することで、ヒナの成長を記録したり、エサの種類を判別することが可能です。
→詳しくは、HAWK-EYE(猛禽類遠隔観察システム)へ
■監視システム設置例-2 魚類調査
魚道にカメラを設置すれば、魚の遡上をより正確にカウントすることが可能です。さらに、コンピュータで映像を解析する技術を開発し、効率よく解析を 行うことで、省力化を図っています。
→詳しくは、FISH-EYE(魚道自動カウントシステム)へ
■監視システムのメリット
ビデオを使った調査は以下のような点で優れています。特に連続調査は生物調査の新しい方法で、非常に多くの情報を得ることが可能です。
- 長期連続調査が可能なこと、24時間も可能。
- 非捕獲なので、調査圧が小さい。
- 非捕獲なので、調査の同意を得やすい。
- 省力化が可能。
- 機械的抽出では精度を一定にできる。
- 映像を保存するので検証が可能。
- 解析はいつでも可能、時間的に制約されない。
■監視システムに適した調査
様々な対象物の動きに対して、有効な情報を的確に得ることが可能です。
■監視システムにより広がる環境調査
監視システムが適さない調査もあります。
- 広域での行動・生息状況を把握する調査。
- 生物相を把握する調査。
目的によって、調査方法を選択することにより、より的確な環境調査が可能になります。